2008.09.29 Monday
FUNKISTが出来てからパート10
《vol.10 七人の侍》
オガチと陽子ちゃんが加わり格段にライブが生き生きしてきたFUNKIST
僕はFUNKISTの復活をひしひしと感じていました。
あの解散寸前の日から一年がたち
FUNKISTがまた息を吹き返した頃
僕は一度だけヨシロウに手紙を書きました。
「久しぶり。元気にやってるか?バンドはまたオガチが戻ったよ。フレジリングスの住職もFUNKISTに入ったんだ。宮田としょっちゅうヨシロウの話をしてるよ。また一緒にやりたいんだ。今ヨシロウがどこで頑張ってるか、なにをしてるか、まったくわからないけど。それがうまく行っているならこの手紙は無視してくれ。ただ俺はまたお前とバンドがしたいと思ってる。それだけは知っててくれ」
そんな内容の手紙だったと思います。
その手紙が無事にヨシロウに届いたかもわからないまま
半年が過ぎていきました
2003年11月
僕は25歳になっていました
このころ僕らは初のフルアルバムのレコーディングに燃えていました!!
FUNKIST/THANKIST
作った曲も20曲を越え
なにをレコーディングしようか?
どんなジャケにしようか?
お金どうしようか?
と毎日わくわくドキドキしながらミーティングを重ねました。
しかしどんなに安くみつもってもレコーディングには30万円はかかってしまう。
みんなで一生懸命バイトしてお金を貯めて、なんとか半額の15万円を貯めました。
そしてついにレコーディングは始まったのです。
初めてのきちんとしたレコーディングに戸惑ったり、発見したり、自分達の音が形にのこる喜び。
そうして2日で僕らは半分の曲を取り終えました
「残り半分はまたお金を貯めてからだな」
「はやく全部とりたいなぁ」
そして僕らのバイトの日々が始まったのです
奇跡が起こったのはそんな時でした
バイトも終わり練習スタジオでいつも通り準備をみんなでしてると、少し遅れて陽子ちゃんがすごいテンションで入ってきました
「よ、よ、よ、」
「なんだよ?陽子ちゃんどうしたんだよ?よ?」
「よ、よ、ヨシロウがいた!!!」
「ヨシロウ!?」
みんなが叫びました
なんと陽子ちゃんがFUNKISTとは別で、ソロの仕事の依頼を受け、ボサノババンドのリハーサルに行くと、まったくの偶然だったのですが、そこにギターリストとしてソロ活動をしていたヨシロウが呼ばれていたのです!!!
かくして陽子ちゃんとヨシロウは一夜限りのバンドを組む事になってしまったのでした!!
「ま、マジ?」
「そんな事って…あるの?」
すると陽子ちゃんはニヤリと笑っていいました
「ヨシロウ…きっとFUNKISTに戻ってくるよ!!運命がそう言ってるもん!!」
そしてそれから2週間後
僕らは毎月第二土曜日にフレジリングスとやっていたイベント
デイスリーパーをその日も開催していました
会場も満員の人で賑わう中いよいよFUNKISTのライブが始まりました
忘れもしません
3曲目
ネバーエバーを歌っていると
扉が開いて帽子を目深にかぶった人が入ってくるのがステージから見えたのです。
いつもなら絶対気づかないはずなのに
その日はやけに気になりました
帽子の男性はそのまま入り口の近くでうつむきながら、静かに聞いていました
そして僕は全力でネバーエバーを歌いきり
次のMr.アンクルショーの前奏が流れた頃
帽子の青年が人をかき分け近づいて来るのが見えました
なんだろ?胸がザワザワする…
「夏の空気だ君の…」
そこまで歌い
僕は帽子の青年と目が合い
息を飲みました
「よ、ヨシロウ…」
帽子の男性
それは
瞳に涙をためながら微笑むヨシロウだったのです
FUNKIST結成から約4年
今はじめて
7人の運命が強く
強く
重なりはじめていた…
《47climax》
作詞・作曲/染谷西郷
離れて別れて何度繰り返しても なれることなんてあるはずもないのに
離れて別れて時がどれだけ流れても あなたを想う心は涙に変わる
離れて別れて 僕の背中押してくれたあなたの 温もりがまだここに残ってる
離れて別れたあなたの為に僕は振り返らずに行こう
風になったり時に鳥のかすれ声になったり
想像力の海を泳ぎ疲れて祈ったり願ったり 描いた日々にまだ届かずに 抑えきれない焦りと不安や衝動
助けてくれたのは過去に出会った君 僕の心全部あげるよ フィール ミー
太陽が照らすその才能と地図 I KNOW 僕は知るget your フリーダム
ライオンが叫ぶ その倍音も♭しながら四角い空響け コンクリートジャングル
景色は変わる一歩一歩見てみろ嫌いな世界に君が現れた
枯らせガンガンこの声を
降らそうサンシャイン この愛で
歌う声は君の心に届いてますか?
離れて別れて何度繰り返しても なれることなんてあるはずもないのに
離れて別れて時がどれだけ流れても あなたを想う心は涙に変わる
離れて別れて僕の背中押してくれたあなたの 温もりがまだここに残ってる
離れて別れたあなたの為に僕は振り返らずに行こう
オガチと陽子ちゃんが加わり格段にライブが生き生きしてきたFUNKIST
僕はFUNKISTの復活をひしひしと感じていました。
あの解散寸前の日から一年がたち
FUNKISTがまた息を吹き返した頃
僕は一度だけヨシロウに手紙を書きました。
「久しぶり。元気にやってるか?バンドはまたオガチが戻ったよ。フレジリングスの住職もFUNKISTに入ったんだ。宮田としょっちゅうヨシロウの話をしてるよ。また一緒にやりたいんだ。今ヨシロウがどこで頑張ってるか、なにをしてるか、まったくわからないけど。それがうまく行っているならこの手紙は無視してくれ。ただ俺はまたお前とバンドがしたいと思ってる。それだけは知っててくれ」
そんな内容の手紙だったと思います。
その手紙が無事にヨシロウに届いたかもわからないまま
半年が過ぎていきました
2003年11月
僕は25歳になっていました
このころ僕らは初のフルアルバムのレコーディングに燃えていました!!
FUNKIST/THANKIST
作った曲も20曲を越え
なにをレコーディングしようか?
どんなジャケにしようか?
お金どうしようか?
と毎日わくわくドキドキしながらミーティングを重ねました。
しかしどんなに安くみつもってもレコーディングには30万円はかかってしまう。
みんなで一生懸命バイトしてお金を貯めて、なんとか半額の15万円を貯めました。
そしてついにレコーディングは始まったのです。
初めてのきちんとしたレコーディングに戸惑ったり、発見したり、自分達の音が形にのこる喜び。
そうして2日で僕らは半分の曲を取り終えました
「残り半分はまたお金を貯めてからだな」
「はやく全部とりたいなぁ」
そして僕らのバイトの日々が始まったのです
奇跡が起こったのはそんな時でした
バイトも終わり練習スタジオでいつも通り準備をみんなでしてると、少し遅れて陽子ちゃんがすごいテンションで入ってきました
「よ、よ、よ、」
「なんだよ?陽子ちゃんどうしたんだよ?よ?」
「よ、よ、ヨシロウがいた!!!」
「ヨシロウ!?」
みんなが叫びました
なんと陽子ちゃんがFUNKISTとは別で、ソロの仕事の依頼を受け、ボサノババンドのリハーサルに行くと、まったくの偶然だったのですが、そこにギターリストとしてソロ活動をしていたヨシロウが呼ばれていたのです!!!
かくして陽子ちゃんとヨシロウは一夜限りのバンドを組む事になってしまったのでした!!
「ま、マジ?」
「そんな事って…あるの?」
すると陽子ちゃんはニヤリと笑っていいました
「ヨシロウ…きっとFUNKISTに戻ってくるよ!!運命がそう言ってるもん!!」
そしてそれから2週間後
僕らは毎月第二土曜日にフレジリングスとやっていたイベント
デイスリーパーをその日も開催していました
会場も満員の人で賑わう中いよいよFUNKISTのライブが始まりました
忘れもしません
3曲目
ネバーエバーを歌っていると
扉が開いて帽子を目深にかぶった人が入ってくるのがステージから見えたのです。
いつもなら絶対気づかないはずなのに
その日はやけに気になりました
帽子の男性はそのまま入り口の近くでうつむきながら、静かに聞いていました
そして僕は全力でネバーエバーを歌いきり
次のMr.アンクルショーの前奏が流れた頃
帽子の青年が人をかき分け近づいて来るのが見えました
なんだろ?胸がザワザワする…
「夏の空気だ君の…」
そこまで歌い
僕は帽子の青年と目が合い
息を飲みました
「よ、ヨシロウ…」
帽子の男性
それは
瞳に涙をためながら微笑むヨシロウだったのです
FUNKIST結成から約4年
今はじめて
7人の運命が強く
強く
重なりはじめていた…
《47climax》
作詞・作曲/染谷西郷
離れて別れて何度繰り返しても なれることなんてあるはずもないのに
離れて別れて時がどれだけ流れても あなたを想う心は涙に変わる
離れて別れて 僕の背中押してくれたあなたの 温もりがまだここに残ってる
離れて別れたあなたの為に僕は振り返らずに行こう
風になったり時に鳥のかすれ声になったり
想像力の海を泳ぎ疲れて祈ったり願ったり 描いた日々にまだ届かずに 抑えきれない焦りと不安や衝動
助けてくれたのは過去に出会った君 僕の心全部あげるよ フィール ミー
太陽が照らすその才能と地図 I KNOW 僕は知るget your フリーダム
ライオンが叫ぶ その倍音も♭しながら四角い空響け コンクリートジャングル
景色は変わる一歩一歩見てみろ嫌いな世界に君が現れた
枯らせガンガンこの声を
降らそうサンシャイン この愛で
歌う声は君の心に届いてますか?
離れて別れて何度繰り返しても なれることなんてあるはずもないのに
離れて別れて時がどれだけ流れても あなたを想う心は涙に変わる
離れて別れて僕の背中押してくれたあなたの 温もりがまだここに残ってる
離れて別れたあなたの為に僕は振り返らずに行こう